志苑 shionの歴史

 

7歳の頃母と一緒に書道教室に通い始めました。

当時は本当にお友達と遊びたい年頃だったため書道教室に嫌々通っていたのを今でも覚えています笑

だんだん年数をかけ書いて書いて学んでいった結果、先生に褒められるたびに書道の面白さ、奥深さを感じ更に書道と真摯に向き合うようになりました。

もともと物凄く飽き性な性格で学生時代から数えてアルバイトなどお仕事を30社以上経験しました。
当時どの職場でもお歳暮や冠婚葬祭の代筆などを任され、その際にはとても重宝される存在だったので
「やっと自分のやってきたことが活かされた!」と思い嬉しかったです。

しかし書道は一度成人してから少しだけ離れた時期はありましたが、私には珍しく飽きずに続けていました。
周りの人が代筆などで喜んでくれる姿を見て書道はちゃんと続けてきて良かったと感じる日々でした。

最初は嫌々習っていた書道でしたが、そんな習い事の一つとして続けてきたものがこんなにも人を笑顔にするものだと感じ、
唯一続けてきた書道に感謝しました。むしろ敬意を払いました!

しかし書道は習ったまま学生時代を終え普通に就職して、普通の生活を送り、至って普通の毎日を送り始めます。

そんなある日今後の私はどうなっていくのだろうと…自分の将来にとても不安になり眠れない日々が続きました。
当時の私は毎日笑顔で接客していれば成立するお仕事をしていたので

「私って一体何者なのだろう?」

という壁にぶつかります。何者でもない自分が嫌でした。
私は一体誰なのだろう?と思うことがどんどん増えていきました。

そして根が真面目な性格が高じ(当時はそんな性格でした!今は分かりません笑)
日々自分と向き合い自己分析をし始めることになります。

たまたま見つけた「天職を探す本」という本と出会います。
この本は当時ワークブック形式の本で(この記事を読んだたくさんの方にこの本のお問い合わせをいただきましたが、本の改訂が何度もあり現在はワークブック式になっていないそうです。でもものすごくいい本です!ためになりますし自分の人生の棚卸しになりますし、自分の可能性を見出してくれる素敵な本です!)
この本がきっかけとなり自分の生い立ちや経験、体験を思い出し、とにかく書きなぐりまさに自分のHistoryを振り返ることになりました。

書きなぐることに熱中し、12時間没頭してボールペン1本を使って自己分析をしました。
自分をいろいろな角度から見つめていくうちに一生やっていても苦にならないことがやはり「書や文字を書くこと」 なのだと改めて気づきました。

書や文字を書くことが苦にならないと気がついたものの、当時の私は石橋を叩いて叩いて橋がちゃんと壊れていないか、
渡れるかを確認してから初めて渡ろうかどうするかを考え始めるくらい慎重派な性格でした。

今となっては考えられないくらい慎重に慎重を重ねすぎるほど慎重で「文字を書くこと・書道」と決めてから
2年の月日が流れていました。

その間は何からやればいいのか?
本当にできるのか?私は大丈夫なのか?一人でできるのか?など自分にストッパーをかけて何も行動しないことを自ら選んでいました。

一歩踏み出せず「書道」を心の片隅に置いたままです。もう書道と決めているのに…
当時の私には全く勇気が出なかったです。

そんな中当時の職場によく来られるお客様にある日突然言われました。
「君はこんなところに居たらダメだよ」
そう言っていただきました。
いきなりのことですごくびっくりしたのですが、当時の私はふと我にかえりました。
その方はどういう意図で言ってくださったか今でもわからないのですが、
そのおかげで勇気を出して少しずつ一歩踏み出してみようかな!と思えた瞬間がついに来たんだ!と思いました。

そのあとは嘘みたいな本当の話なのですが
「書道家になりたいなと思っています」と口にしたら作品を買いたいと言ってくださった方が突如現ました。

「本当の行動・本当の勇気を出す日が来たんだ!」とすぐ思えれば良かったのですが
まだまだ弱気な私は少しずつではありますがそこからはお一人お一人に作品を真摯に制作しながら実績を重ねて
書道家、商業書道家として活動し始めていきました。

 

感謝です。この一言に尽きます。

 

実績も少しずつつけていき今では当時の最高に慎重派な性格が嘘のように
まさに鉄砲玉のように活動しています笑。

まだまだ成長中の書道家 志苑ですが、本当に「人との出逢い」で今の私がおります。
人との繋がり、人からの応援、後押しがなければ今の私は絶対に絶対にいないです。

本当に勇気を出して一歩踏み出して良かったですし、一歩踏み出したあとこんな世界が待っているなら
もっと早く踏み出しておけば良かったとも思いますが笑 (当時の私に教えてあげたいです笑)
でもなんの後悔もないですし、やっと少しずつ自分が何者かになれてきているという実感もわいてきています。

まだまだなところもたくさんありますがそれは今まで書道家 志苑に関わってくださった方皆様のおかげでしかないです。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです♪

 

現在では活動の幅を日本から世界へも広げています。
ちなみに商業書道家という肩書きは、美味しいご飯を食べることとお酒を飲むことが大好きで行く先々の看板、メニューやお酒のラベルをを見て興味を持ち始めたのがきっかけです。
ふとしたきっかけから色々な飲食店の看板やメニュー、ショップカードのロゴ等を任せていただくことが増えていったので大変ありがたいです。

当時から美味しかった飲食店のショップカードをもらうのが大好きで、しっかりファイリングしています。
食べることが好き過ぎるあまりいろいろなお店がどこにあるかを飲食店の方並みに記憶していると言われたこともあります笑

また筆跡診断の資格も取得していて人柄が文字を通じて分かるということもあり、より一層人に興味がわき書道との関連性や人の奥深さを実感しています。
でも文字も物事も正解がないのがこの世界。人間は十人十色。文字にも心があるのだと思います。
偉そうなことは言えないですが、自由な空間の中でこれからも生きていきたいです。

書道家 商業書道家 志苑はまだまだこれから邁進して参ります!

 

 

【志苑のことを少し…】

趣味はご飯やお酒の美味しいお店巡り、居心地の良いカフェなどを探すこと。
まだ練習中そして上達途中ゴルフ。現実逃避ができる旅行。知らない道を通って新しい場所やお店を発見すること。
色々なものの情報収集。ほとんどが異業種であるが、異業種の方の思考、思想、野望を聞くこと。

長所は人見知りをしない。お腹が空いていても不機嫌にならない。基本的に穏やか。

短所は気持ち悪い程の方向音痴。機械に物凄く弱くとにかくアナログ人間。ケガや痛い話を聞くとすぐに具合が悪くなる。

大切にしていることは一期一会の出会いを大切に。唯一無二。書道家界のジャンヌダルクになること。

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